<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10799685127.html">桜島が大噴火間近?</a>
新燃岳に近い、桜島の噴火回数が昨年から飛躍的に増えています。
そして、とうとう、1日の爆発回数が最多を更新、22回を記録しました。
桜島は大正時代に大爆発を起こして大量の溶岩を噴出、これまで島だったものが本土と地続きになったと「対象大噴火」で50人以上の死者を出しています。
現在のマグマ量はこのときの約9割に達しているとのこと。
噴火があるとはいえ、ふだんは周辺住民と共存している火山ですが、ひとたび大噴火をすれば、その噴煙は東北地方にまで及ぶ威力を持っています。
むろん、いまそれが起きれば、国内の農業にも打撃を与えることととなります。
●桜島のライブカメラ
http://www.373news.com/_sakucap/index.php
どうですか? いまは噴火していませんか?
桜島は生活圏に近いだけあって観測もしっかり行われています。しかし、大噴火を止めることは出来ません。
不気味なことに、大正大噴火の前年にはやはり新燃岳が噴火しているのです。
2/7には南九州一帯の火山が活動期に入ったと専門家が指摘しています。
となると、以前にも紹介した小説
死都日本 (講談社文庫)/石黒 耀
¥940
Amazon.co.jp
を嫌が上でも思い出します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E9%83%BD%E6%97%A5%E6%9C%AC
南九州の加久藤盆地を形成した縄文時代の加久藤火山。
●画像でたどる死都日本
http://www.kazan-net.jp/shitoWWW/index.html
の経路図を見ると、その一致が分かると思います。
http://www.kazan-net.jp/shitoWWW/pfpath.html
いま噴火しているところよりも上の霧島火山帯ですが、連動はありうることです。
この小説で描かれる破局噴火が起こるとどうなるか・・・
それは「人類滅亡大全」の富士山大噴火の項でシミュレーションしていますが、それに近いことが起こるでしょう。九州の事だから関係ないなんて言えないのです。それについては、小説を読めばわかります。
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桜島、21回爆発 日間最多を更新
(2011 02/13 06:30)
http://www.47news.jp/news/2011/02/post_20110213112751.html
爆発回数が日間最多を更新した桜島。噴煙は17回目の爆発=12日午後3時56分、鹿児島市与次郎1丁目 桜島・昭和火口は12日午後1時10分ごろ、この日16回目の爆発を記録し、観測統計の残る1955年以降で日間最多を更新した。これまでの最多は2010年2月18日の15回(すべて昭和火口)。12日はその後も爆発が続き、日間で21回に達した。いずれも昭和火口。
京都大学防災研究所火山活動研究センター(鹿児島市桜島横山町)はこれまでの観測で、蓄積マグマ量が既に1914年の大正大噴火時の約9割近くまで達しているとみている。井口正人准教授は「長期的な活発化へのステージに向かっている状態」と指摘し、警戒を促している。
同センターの観測で、桜島は地下へのマグマ流入に伴い、1995年からの約15年間で山体が横方向に約10センチ伸び、縦方向に10センチ~15センチほど隆起していることが分かっている。
鹿児島地方気象台によると、12日未明の爆発では、直径数十センチ以上の大きな噴石が5合目(火口から500~800メートル)に飛散するのが確認された。