『呪われた世界史』で思い知る神々の呪い!
『呪われた世界史』
いよいよ本日発売です!
B6サイズですが、文字から図版からぎっちぎちで、ラフを組んだ自分もどうかしてますが、説明に文字数が足りない! という執筆陣もまたどうかしてる勢いでした。
こんな感じです。
全国コンビニ・書店で発売中ですのでぜひ!
いまの狂った世界情勢がいろいろな過去の呪いから、そして預言の成就から成立していることもわかります。
人類は、特に先進国はそのツケをまさに絶賛清算中なのです。
でも。。。神のかけた呪いは国でなく、人間個人個人にも関わってきます。
ホント、神話を読んでいると好き放題やってる神々に嫌われ、いじめられる立場の人類って
なんだよ、虫けらかよ、と思えてしかたありません。
本書ではギリシャ神話だけでなく、世界の神話にもふれていますが、神話のはじまりは
たいていが混沌です。
これ、日本でも同じですよね。
ギリシャからはるばる神話が伝わって各国の神話体系に影響したのかもしれませんし、人類は本能的にそれを知っていたのかもしれない・・・・
宇宙のはじまりも混沌としていました。特にビックバンから1秒以内などもうむちゃくちゃです。
宇宙が冷え、インフレーション的に膨張して空間が晴れ上がるまで、この世は地獄のような様相だったことでしょう。
と、そんなときに、大好きな諸星大二郎先生の新刊が出たので買いました。
昔、読んだことがあるのですが、引っ越しを繰り返すうちに手放してしまったので、買い、です。
諸星先生は中国の伝承ものをよく描かれるのですが、これもその一本。
無面目とは、「混沌」の神で、世界のはじまり、宇宙のはじまりからいる最古の神で、それ以来、ずっと思索にふけっています。
だから、その神には目も耳も鼻もありません。
そこでいたずら心を起こした神仙が顔を書き加え、新たな近くを獲得した無面目は人間の世界へと降りていき・・・・・・
ここから先は読んでのお楽しみですが、無垢な神が人間を見たときの嫌悪感、また、あっさりしんでしまうことの不思議なども描かれています。
それは一種の訓話でもあると思うのですが、実際、万能で不老不死の神々からすると
「こいつらはいったいなんなんだ、せかせかと争ってばかり]
と思うことでしょう。
が、本書の中で紹介しているのですが、そういうおまえら神こそひでえだろうが、という鬼畜三昧ですからね。
で、この「無面目」の中で、宇宙が無から生じた、いや、最初に大極があった、という神仙の論争があるのですが、無面目=混沌はその前段階を知っているかもしれない存在のようです。
神々の誕生する前に何があったのか。
衝突した隣の次元の宇宙の者なのか?
であるなら、混沌状態とは、宇宙をふたつ滅ぼした状態かもしれません。
呪いどころの騒ぎじゃありません。
今日、突然、宇宙が吹き飛んでリセットされてしまうとなれば、なにが起ったかわからないし、次元と次元がぶつかるとどうなるのか。。。。
違う宇宙へ飛ばされたものが神になるかもしれません。
そして、神は次元を超えた存在のため、その世界の理と異なる時間軸で生きている。。。
そう考えられないでしょうか?
というわけで『呪われた世界史』よろしくお願いいたします!