<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10471632972.html">LHC、未到達のエネルギー量を目指して再稼働</a>
ブラックホール生成で地球おしまい。。が注目されている世界最大の粒子加速器・LHC。 いまだに、このキーワードでこのブログに来られる方も多く、ひそかに注目されています。 気になる方のために本家サイト CERN http://public.web.cern.ch/public/ Twitterもやってますので、危険をすぐさま察知したい方はこちらをフォローしては? http://twitter.com/cern/ です。
自分も早速、フォローしました! 「ぶらっくほーるなう」というつぶやきはないと思いますが・・w
あ、ちなみに自分のアカウントは「tamari55」です。
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ともかく、LHCはこれまでにない高エネルギーをめざして、2010年度初の稼働を開始しました。 ビームのエネルギー量は、現在2.36TeV(兆電子ボルト)。これをさらにうわまわる7.0TeVを目指し、その状態を維持することを目指すとか。 目標はビッグバンに似た状況を再現すること! です。 実は、先日、別の研究所でもビッグバン後の状況を再現することに成功しています。 日本の理化学研究所と高エネルギー加速器研究機構を中心とする日本の研究グループです! 4兆度という超高温状態を実現しています。これは、実験室で実現した温度の最高記録だそうです。 この温度では元素を構成する陽子や中性子も溶けている「クォーク・グルーオン・プラズマ」(QGP)状態になるそうです。 ビッグバン直後の数十万分の1秒の間宇宙を満たしていたと考えられている、物質の始原の状態・・・ これをキープできれば、いったいどうなるのか、そして、さらに遡れるのか? -----------------------------------------------------------------
あの「ゼットンの火球」の4倍となる4兆度という超高温状態の実現に、理研と高エネ研などの研究グループが成功した。
2010年02月17日 07時00分 更新
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/17/news009.html
理化学研究所(理研)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)を中心とする研究グループが、重イオン衝突型加速器を使い、約4兆度という超高温状態を実現することに成功したと発表した。原子核同士の衝突による高温で陽子や中性子が融解し、ビッグバン直後と同様の「クォーク・スープ」状態になっているという。 米ブルックヘブン国立研究所の加速器「RHIC」を使って亜光速まで加速した金原子核同士の衝突により、約4兆度という超高温状態が作り出されていることを確認した。太陽中心部より10万倍も高く、実験室で実現した温度の最高記録を達成したという。 高温物質の温度は、物質から放射される「熱的光子」とその発生量から測定できるが、熱的光子量の直接測定は難しい。このため、高エネルギーな光子の一部が電子・陽電子対に変換されることを利用し、測定した電子・陽電子対から理論に基づき元の光子の量とエネルギー分布を計算。理論予想と比較し、温度を推定した。 約4兆度の状態では、元素を構成する陽子・中性子が溶け、クォークとグルーオンからなる「クォーク・グルーオン・プラズマ」(QGP)になっているという。QGPは高温・高密度で粘性がゼロという「完全液体」であり、ビッグバン直後の数十万分の1秒の間宇宙を満たしていたと考えられている、物質の始原の状態だ。QGPへの転移温度は約2兆度と推定されており、今回はそれより2倍の高温状態を作り出すことに成功した。 研究結果は2月13~16日に開催される米物理学会で報告するほか、米科学誌「Physical Review Letters」に近く掲載される。