人類滅亡はまだっすか!?

滅亡大好きで、大爆発とジェノサイドに異常殺人も大好きな非モテが綴る絶望の誰得ブログ

<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10619438608.html">気候変動と社会不安が卑弥呼の台頭につながった?</a>

干ばつと大雨が数十年周期で続いていた2~3世紀の日本。

この当時は日本も大きな戦いがあって乱れたことは「魏志倭人伝」に描かれていますね。

授業でも習いました。

その頃の戦は、気候変動で降水量が大きく変化していたかもしれないということです。

年輪調査から明らかになりました。

当時はまだ農業も国内でしかやりくりしかなく、基本は神頼みです。

食べ物がなくなれば、とれるところに行くしかない。

国内も統治されていなかった状態です。

そこに現れたのが卑弥呼というわけです。

担ぎ出されたのか、呪術が見事だったのかはわかりません。

しかし、彼女が登場した時期に、祭祀の結果がうまくいったかのように気候が安定した

ということはあったかもしれません。

人々も疲弊していたので、現人神的存在を欲していたのではないでしょうか。

現在も、そんな不安定な状況です。

独裁者のような人間が頭角を表しやすい。

しかし、現在は、ネットなどもあるうえに人の考え方も多様化しました。

ただ、まだ極限状態ではありません。

いま、民主党はろくに党内ですら論議もせずに重要発表を決めていたりします。

どういう民主主義なのかと思いますが、自民党のようにえんえん根回しをしないで決めるという意味では

従来とは違うのでしょう。

しかし、決断の内容があきらかに幼稚。批判回避と吊るし上げ回避、つまり面倒を避けているだけのようです。

そのせいで国民は厳しい目で政治を見つめているわけですが、もし、国民が快哉を叫ぶような決断を

ろくな議論もせずに決めて支持を集める政治家が出てきたら、それはそれで危険と言えます。

権利をすべて掌握し、身勝手なことをはじめない保証はないからです。

この危険は世界中であるのかもしれません。

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気候変動・社会不安・そして卑弥呼台頭?

 2世紀から3世紀にかけ、日本では、干ばつと大雨の時期を数十年ごとに繰り返すなど降水量が大きく変動していたことが明らかになった。

 名古屋大学中塚武教授(地球化学)らが木の年輪を分析して突き止めたもので、列島はかつてない豪雨にも襲われていた。邪馬台国卑弥呼は、その直後に台頭しており、中塚教授は、降水量の変動による社会の不安定化が背景にあったと指摘している。

 中塚教授らは、長野県で発掘され、紀元前1世紀から紀元3世紀のものと判明している木曽ヒノキについて、年輪一つ一つに含まれる酸素を詳しく調べた。

 酸素には、軽い酸素と少し重い酸素があり、軽い酸素を含む水の方が葉から蒸散しやすい。重い酸素が年輪に含まれる割合は、降水量が少なく、乾燥していた年ほど多くなる。これを利用し、1年単位で降水量の変化を再現した。観測記録のない時代の細かい降水量変化がわかったのは初めて。

 その結果、日本の降水量は、1世紀半ばから短い周期で変動を繰り返すようになり、2世紀になると40~50年周期で大きく変動。これまでにない大雨が発生したこともわかった。

 中塚教授は「降水量が長い周期で変化すると、小雨期に開発した水田が多雨期の洪水で壊されるなど、社会に大きな被害を与える危険性がある」と強調する。

 卑弥呼の登場前、国内で大きな争いが続いたことは、中国の歴史書「魏志倭人伝」に記述されている。内乱の背景として鉄製武器の普及や天変地異が指摘されているが、詳細は不明だった。

 ◆魏志倭人伝=日本の古代史に関する最古級の史料で、中国で3世紀にまとめられた魏の史書「魏志」に収められている。卑弥呼が女王になった経緯が「倭国乱れ相攻伐すること歴年、乃(すなわ)ち共に、一女子を立てて王となす」と記述されている。

(2010年8月14日03時03分 読売新聞)