<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10618400984.html">ミラーマターの遊星がニビル?</a>
夏休みをいかがお過ごしでしょうか。
私は仕事です・・・w でもお盆休みムードで悔しいから、ブログ書いてます
先日、息子と図書館に行って、前から読みたかった本を見つけたので借りてきました。
と学会でも知られる山本弘さんのSFです。
本書の中で描かれる未来像もいろいろ興味深く示俊にとんでいるのですが、今回触れるのは、
太陽系の外縁に発見された未知の惑星です。
その調査に向かったロケットが発見したのは・・・ミラーマターで形成された褐色矮星!
周囲をガスが渦巻くのですが、その星そのものは暗黒の穴のように見えます。
ミラーマターは、宇宙に満ちている暗黒物質のひとつかもしれないと言われている物質です。
ミラーマターは反物質ではありません。
存在が予言されている物質であり、性格的に、この世の正常な物質では触ることも見ることもできません。
ふつうの光を反射も透過もさせません。
ミラーマターに関してはこの本(まだ読んでいませんが、面白そうです)
その星は遊星で、軌道を計算すると、近日点を通過したあとで地球の軌道と交わり、すぐ近くを通過する!
その日まであと24年。
超重力の惑星がすぐ近くを通過すれば、潮汐力の移動で地球は大変なことになる!
大地震が誘発され、火山の大噴火、そして大津波が地球スケールで起こります。 月もあやしいものです。
そして、星をとりまく電磁波帯とガスも凶悪です。
触れることのできない惑星には核ミサイルなどで鑑賞することも、この時代に開発されている超ドライブをとりつけることも無理・・・ではどうするか?
ひとりの科学者が考えついたのは、地球を動かすことだった!
という、ワクワクする展開です。その原理は実際に小説を読んでいただくこととしましょう。
ちなみに、それでも地球にはそれなりの大災害が起きてしまいます。しかし、大絶滅するよりマシ。。
だが、莫大な資金をどうするか? 国同士のエゴ、絶滅をのぞむカルト宗教はテロリスト化します。
細かく設定された世界観を知るだけでも価値はあります。
これを読んで真っ先に浮かんだのは、例の惑星ニビルです。
3000年以上の周期で公転する惑星。それとも、過去に一度地球をかすめただけの、遊星なのでしょうか。
最近の研究では、系に属さずフラフラしている惑星のなりそこないの遊星が意外にあるのでは?
と言われています。惑星系ができるときにはじき出されたり、二重星系やホットジュピターのある星系から
はじき出された惑星・・・。
その遊星が、暗黒物質でできていたら観測は難しいでしょう。重力が大きければ周囲のガスで感知できるかもしれませんが、ミラー物質は見えないのです。
重力レンズ効果で見ることは可能とも言われますが。。。
普通の惑星よりも、こっちの方が始末が悪いのは明らかです。ただし、新しいエネルギーとして活用する方法を貪欲な人類は思いつくかもしれません。
その時は、星間飛行が実現するのではないでしょうか。