<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10993970717.html">いまさらだが大津波は千年に一度周期</a>
巨大津波:6000年で6回 周期性解明手がかり、宮城・気仙沼の地層に痕跡
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110822ddm001040057000c.html
東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県気仙沼市の海岸で、過去6000年に少なくとも6回の巨大津波の痕跡が残る露出地層を、北海道大の平川一臣・特任教授(自然地理学)らの研究チームが発見した。三陸沿岸を襲う巨大津波の周期性の解明につながる重要な成果と言えそうだ。
4月に同市本吉町大谷海岸の切り立った高さ約3メートルのがけで、腐食した植物などが堆積(たいせき)した「泥炭層」の間に、津波で打ち上げられたとみられる海岸の石や砂で構成する六つの層を確認した。東日本大震災の津波調査で訪れ、見つけたという。
平川特任教授によると、最下層の真上に約5400年前の十和田火山噴火時とみられる火山灰が含まれており、泥炭層の厚さや有史以降の記録から、過去3回の津波を▽慶長の三陸沖地震(1611年)▽貞観(じょうがん)地震(869年)▽約2000年前--と推定。それ以前は約1000年間隔とみている。今後、各層の試料の年代推定から時期を精査する。
現場のがけは波に削られて6000年間で500メートル近く後退した。三陸沿岸は度々津波に襲われたが、がけを乗り越えた巨大な津波だけが「選別」されて地層となったらしい。東日本大震災での津波高は約13メートルだった。
平川特任教授は「いずれも大震災に匹敵するマグニチュード(M)9級の超巨大地震だった可能性がある。巨大津波の痕跡を探すには今回のような高い場所での調査が重要だと言える。全国の沿岸でも調べるべきだ」と話す。【八田浩輔】
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津波シミュレーション
30mの大津波
三陸を過去何度も津波が襲っていたのは事実ですが、なかでも特大級の津波は1000年に一度という頻度であるということが調査から分かったようです。
いままで調査されていなかったのが不思議ですね。。。。調査が難しい露頭だったのでしょうか?
何度も津波被害があることが明らかな場所であるというのに、日本ではどちらかといえば東南海方面が重要視されていたせいもあるかもしれません。
今回の大震災で日本全土で調査場所の見直し、想定被害の見直しが進むのは確実でしょうが、地学を志す学生は増えるでしょうか?
基本はフィールドワークです。
話は変わりますが、さきほど十勝で最大震度4の地震がありましたね。
昨日紹介した、木村教授の本では危ない空白域として
十勝沖を指定していたのが気がかりです。
もし十勝沖で津波を伴う大地震が起これば、十勝から釧路に及ぶゆったりした沿岸部に大波が押し寄せることになります。
北海道の十勝沖は、東日本大震災で割れた断層の北に位置しているので、今後、大小を問わず揺さぶられる可能性もあるでしょう。
そして茨木沖も相変わらずの安定度で揺れています。
日本は本当に地震国だ、といやでも思い知る毎日です。
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