<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10395713737.html">癌は人間の裏なのか?</a>
11/9に発売された
でもとりあげた、癌。
考えれば考えるほど、この増殖する異細胞どもは人類に寄生するもうひとつの生命体のように思えて仕方ありません。
昨晩、NHKで立花隆の追いかける癌特集をやっていましたが、かの知の巨人も自分が侵され、調べていくうちにそう思ったようでした。
最新の研究では癌細胞が増えるのはisp細胞と同様の幹細胞、つまり元になる細胞が根源。こいつを殺さないと癌は増え続けてしまうわけです。
しかし、こいつだけを狙って殺すのは非常に難しい。
なぜなら、正常な幹細胞とほとんど同じため、癌の幹細胞を殺そうとすると正常な幹細胞も攻撃してしまうことになるということです。
それだけではなく、癌細胞は正常な細胞に寄生して栄養分をもらっていたり、人体のマクロの仕組みを巧みに利用して体内に潜り込んでいるのです。
癌治療の副作用は、そのため、正常な細胞を弱らせてしまう・・・
isp細胞を作り出した日本の山中教授もそのメカニズムやあり方に
「人類は十数年生きて、子孫を残せる。しかし、自己修復機能を持ったままだと癌になる可能性が高くなる。そこで人類は泣く泣く進化の過程でその機能を捨てたように思える」と語っていました。
isp細胞は癌化する確率が高いのだそうです。
立花氏も、人間が昔ならすでに死んでいておかしくない年齢以上生きるようになったことで癌の発生が怒っているのではないかとも考えているようです。
「人類滅亡大全」でもこの点は指摘しましたが、問題は、それが進化の過程なのではないかということです。
この先、大きな気象変動などで食糧事情が厳しくなれば人類の寿命はまた短くなるでしょう。
しかし、そうならなければ、伸び続けるのは明かです(種としての寿命は別として)。
では、人体は長寿に対応していくのでしょうか。
世代を重ねて、癌をねじふせる人種を増やしていく・・・そうすることで、癌細胞は予備の幹細胞として活性化するようになるかもしれません。
それとも、人類は科学力でそのスイッチをコントロールするのか。
人類の1/2が癌にかかり、1/3が癌で死ぬ、と立花氏は語っていましたが、このおそるべき病は、人類最大の天敵なのかもしれません。