<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-11794076433.html">まったくもって終わっていない311に寄せて</a>
昨日上げたかったエントリーなのですが、流行りの風邪にやられて死んでました。。。
これはAFPのニュースですが、海外のニュースならではの切り口とも言えます。(署名は日本人ですが、なかなか国内のニュースでは取り上げにくいでしょう)。
大震災の後、怪談系のライターさんに「今後、ものすごい怪談スポットになるのでは?」と聞いたことが有りますが「やばすぎて、取り上げられないと思います。さすがに洒落になっていない・・・」
と聞いた記憶があるのですが、実際は怪談本や雑誌などでもこの手の話を見ています。
これは、復興がまだ終わっていないことと大いに関係があるでしょう。
まだ27万人もの方が仮設住宅に住んでいるのです。
街は放射性物質のせいで、帰れるのか、帰っても安全なのかもあやふや。政府や自治体の態度もあいまいで、住民たちも割れていく。。。
そして、いずれはまた大きな津波がやってくることが確実なエリアを強固な防波堤でなんとかしようとしているわけですが、これはハッキリ言って無駄でしかないのです。
三陸は過去何度も大津波に現れてきているので、これから100年もすれば再び大津波に洗われるのは南海トラフ巨大地震よりもあきらかです。
で、あるなら、今回津波が到達したエリアは生活の地とせずにバッファと考えてしまうこと、避難のための高い塔をすぐ避難出来る場所にいくつもぶっ立てたほうがおそらくはるかにマシなはずです。
その上で沿岸部には新エネルギーである風力発電や太陽光パネルをならべ、土地を借りる個人にはその分の金を借りるか、買い上げる。
そうすれば新しい家を建てることもできるでしょう。
そもそも銀行や不動産屋は被災した方々の家のローンを放棄すべきだったんじゃあ? でなければ、もう一件、新築などできませんよ。
政府でも地方自治体でも、それを頼んでも良かったか、もしくは肩代わりするとかいう方策をとれれば。。。。
助成金や義援金はそういうことに使ってもよいわけで、形として残さなければならないわけでもないはず。
そんなわけで311はまったくもって終わっていません。
いちばんの理由は、これがただの自然災害ではなく、原子炉事故という余計なものが付随してしまったことでしょう。
がれきは行き場を失い、いまも原子炉は放射性物質をまき散らしているのだからどうしようもなく、さらに生態系と水の循環のなかで、高濃度の放射線を発する場所はあちこちに残ったままで、完全除染は不可能に近い・・・。
そして、5ミリシーベルトの許容量を超える作業員がベテランを中心に続々で、現場を離れざるを得なくなっているそうです。
最近頻発している人為的な単純ミスによる汚染水漏れなどは、こうした人不足の深刻さも原因だとか。
これは報道ステーションでのインタビューからですが。また偏向だろ、と思いがちですが、コレに関してはおそらく今後も深刻化していくはずです。
なぜなら福島第一の核心部分は高濃度で汚染されているからです。
そうなると、ここで働く人はいくらいても足りないことになります。
もう、ニートとか、全員働けよ! 東京とか福島から電力もらってた奴の成人以上は福一での一年の勤務を義務にしたほうがいいというレベルです。
原子炉稼働賛成派からまずはいっていただきましょうか。
それと、政府はまったくあてにならないことが政権が変わってからも明らかになったので、復興事業はもう天皇陛下主導でいいんじゃないだろうか?
いや。これはマジで。。。
自分は1年前のいまごろ、ちょっと絶望的な気分から死んでみたりしてみたのですが、(2012年に人類終わんなかったし・・・)
まったくもって何のダメージもなくいまも生きているなあと。。
そんな臨死からの生還をも思い起こさせる時期だったりもします。
2050年の日本列島大予測 (晋遊舎ムック)