<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-11776051165.html">日本だけじゃない超寒冷化 近代文明は雪に弱い</a>
日本では昨年と打って変わって、大雪降りまくりで孤立地帯がまだ残っています。
渦中にある方にはお見舞い申し上げます。
それにしても、日本の地方というのは、山が多いエリアだと迂回路も限られてしまう上に、その迂回路もあっという間に1メートルも雪が積もってしまうともうどうにもならないことが今回の豪雪ではっきりしてしまいました。
この大雪というか寒冷化は日本だけでなく、アメリカやヨーロッパも同様です。
原因は毎度指摘される偏西風の蛇行ですが、北極地方の気温上昇がどうやら恒久的にこの状況を引き起こすようです。
北極海の夏季の氷面積がこのところ今までにない勢いで減少していることは「2050年の日本列島大予測」でも書きましたが、その結果開けたのが南極航路です。
ロシアだけでなくアラスカ、北欧の国々もヨーロッパ諸国もこの航路を利用することで船での輸送にかかる日数とコストを大幅に削減できるようになり、いま、この利権をめぐった争いが密かに動き出しています。
Googleアースでも、地球儀でもかまいませんが、北極海の方から地球を眺めると、この航路の持つ重要性と、権利を主張して恩恵に与ろうとする国がみえてくるはずです。
話を日本に戻しましょう。
日本ではどうしても郊外、しかも峠道のアップダウンを伴う道はものすごく狭くできています。
そのため、除雪車もそうやすやすと入っていけないわけです。
「なにが温暖化だ、寒冷化だろう!」
と思っている方も多いのではないかと思いますが、あくまで北極海の気温上昇が原因であることをお忘れなく。
となると、このあとも、同じようなことが日本の冬のお約束になる可能性はあります。シベリアの寒気団が南下していすわるかぎり・・・。
雪はともかくかさばるのが厄介です。雪かきをしないと家は埋もれ、道路は最低限のルートを確保するためにどけた雪の壁が出来上がります。
もう、これならフツーに暑いほうがいい! と思われるかもしれません。
しかし、その先に待っているのは大干ばつ。水と食料が枯渇し、食料は相場が急騰するでしょう。
さらにエアコンをフル活用ととなれば、原油の輸入も必要です。これも高騰します。
そのいっぽうで、ときおり発生して干ばつの帳尻をあわせるような大豪雨とそれに伴う被害もスケールがでかくなり、山体崩壊を伴うほどです。
日本ではありませんが、ヒマラヤでは氷河が溶けていることで氷河湖があちこちにでき、それが決壊して突然下流の村々を襲うという事態が起きています。
温暖化、寒冷化、というのは地球全体が一気に同じ気象に見舞われる現象ではないことをまず理解してください。
そして、これは今後も間違いなく続くのです。