人類滅亡はまだっすか!?

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<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-11312379632.html">グリーンランド氷床全融解は地球の海水循環を停止する?</a>

グリーンランドの氷床が、今年7月に全部の97%が融解したことが明らかになりました。 NASAによればグリーンランドの氷床は例年、夏になると平均して表面の約半分が自然融解する。解けた水は通常、高所ではすぐに再凍結するが、沿岸地域では一部を除き海へ流れ出る。NASAは「今年は表面付近の解氷範囲が劇的に拡大した」と述べている。  この大規模融解はグリーンランド上空を暖かい空気を含む強い高気圧が覆ったのと同時に起きた。今回の融解が海面上昇の要因となるかどうかはまだ分からないという。  データ分析チームのメンバーで氷河学者のLora Koenig氏によれば、このような解氷現象は平均して150年に1回起こるという。最後に起こったのは1889年で、今回の現象もこの周期に沿ったもだがKoenig氏は「このような解氷現象が来年以降も続けば心配だ」と話している。」 とのことです。 例年なら、約半分の融解で済んでいたのが、今年はほぼぜんぶ融けたと。 150年に一度起きていて、前回は1889年。日本では明治22年です。 この年に起こったことをwikiから引っ張ってみると・・・・ 1月16日 - オーストラリアで最高気温記録 (摂氏53度, クイーンズランド州クロンカリー) 5月31日 - 米国ペンシルベニア州ジョーンズタウンで大洪水(死者2209名) 8月26日 - 十津川大水害など、紀伊半島南部で大雨被害 アメリカでは大洪水でしたが、日本でも大洪水。日本の水害は今年と似ているかも知れません。 150年に一度、というサイクルが明らかになっているので、単純に温暖化(人間が原因)というわけではありませんよね。 しかし、もうひとつ大きな懸念材料があります。それは、フィンランド沖は冷たい海水が深海まで下降して、それが全地球的な海水循環に大きな役割をはたしているということです。ここでは、水が凍ることで海水の塩分濃度が高まって比重が大きくなり、より沈みやすくなる。しかし、氷が溶けるとこの塩分が薄まるので、沈下しにくくなります。 参考記事をひとつ紹介しましょう。 --------------------------------------- (下)深層循環 急停止も http://www.yomiuri.co.jp/eco/kaihyou/ka090216_01.htm 顕微鏡の中の見覚えのあるプランクトンに、北海道大学大学院生の松野孝平さんの目はくぎ付けになった。昨年9月、海洋研究開発機構の調査船「みらい」で向かった、北緯76度の北極海でのこと。ネットですくい上げたこのプランクトンは、太平洋産のカイアシ類の一種。アラスカ―シベリア間のベーリング海峡から来る海水で運ばれたものだった。  松野さんを指導する北大准教授の山口篤さんによると、プランクトンは海洋生態系の変化を探るカギを握ると同時に、海水の流れを追跡する目印の役割も果たす。例年なら海氷に覆われている高緯度海域に紛れ込んだ太平洋産の生物。その存在は、北極海の奥に流れ込む暖水の流れが勢いを増していることをうかがわせた。  アラスカ沖の北極海の9月の表層海水温は、この10年で5度上昇した。温暖化と、この暖水の影響が相まって、太平洋側の北極海は氷が形成されにくい海に変わりつつあると考えられている。  北極海の海氷の動きには、二つの大きな流れがある。一つはカナダからアラスカ方向に時計回りに動く「ボーフォート環流」、もう一つはベーリング海峡から北極点周辺を通り、グリーンランド東岸に沿って大西洋に抜ける「極横断漂流」だ。  極横断漂流の出口にあたるグリーンランド沖の海域は、地球全体を巡る「深層循環」の出発点でもある。ここで沈み込む北大西洋深層水(NADW)は、深層循環を回すエンジンの役割を担っている。  海氷が出来ると、周辺の海水の塩分は高くなる。海水が凍るときには水だけが凍り、塩分は氷の外に押し出されるためだ。逆に、水が主体の海氷が解けると、周囲の海水は薄まって塩分は低くなる。そして海水は、冷たく塩分が高いほど重い。  グリーンランド沖の海域で、海水が高温になったり、急激に海氷が解けて塩分が薄まった海水が大量に流れ込んだりすれば、海水は軽くなり、NADWの沈み込みが弱まる可能性がある。  海洋機構研究員の菊地隆さんによると、NADWが沈み込む海域の塩分は、1970年代から30年間にわたって低下を続けてきた。2000年以降に低下は止まったとの観測もあるが、いつまた低下し始めるかわからない。 菊地さんは、「塩分低下の主な原因は、北極海の海氷減少と、北極域とその周辺での降水の増加だと考えられる」と解説する。  深層循環が止まったらどうなるか。東北大学教授の花輪公雄さんによると、深層循環は南北の気候の差を緩和する役割を果たしているため、その影響は地球全体に及びかねない。  例えば大西洋では、底層を南下する冷たいNADWと入れ替わるように、表層の「ガルフストリーム」という海流が、赤道近くの暖かい海水を北に運ぶ。その流れが止まれば、欧州の気候は寒冷化すると予想される。  温室効果ガスを増加させた状態の気候をコンピューターで予測する「温暖化実験」の多くは深層循環の弱まりを予想するが、実際の海洋ではまだ、その兆候は観測されていない。  01年にノルウェーの研究者らがNADWの沈み込みが過去50年で20%減少していると発表して注目されたが、調査はその後、間違っていたことが判明。07年の気候変動に関する政府間パネルIPCC)第4次報告書も、「深層水の形成量に大きな変化は見られない」と結論づけている。  報告書の執筆者の一人でもある花輪さんは、「急激な海氷減少が今後も続き、低塩分の海水供給が増えていけば、深層水の沈み込みが急に止まってしまう可能性もある」と指摘する。  北極の温暖化で深層海流はどう変わるのか。その影響を探る研究が注目される。(佐藤淳) 深層循環-----------------------------  海水の温度と塩分の違いによる密度差を駆動力として流れる海洋循環。熱塩循環とも呼ばれる。  全体を動かす原動力は、グリーンランド沖で沈み込む北大西洋深層水と、南極大陸周辺でできる南極底層水。北大西洋深層水はインド洋や太平洋で表層の循環とも交わりつつ、最終的には出発地点のグリーンランド沖に戻る。  今から1万年前に約1000年続いた寒冷期には、深層海流が実際に止まっていたとの説が有力。当時、北米大陸を覆っていた氷河が温暖化で大西洋に崩れ落ち、これが解けて塩分が低下したためと考えられている。 ------------------------------------------ 氷床が融解した水はそれなりに冷たいでしょうが、氷がすべて解けるほど気温が高いということでもあります。 最近は北極海も夏には航路が開けてロシアが開発に乗り出しているくらいですから、北極から南下する海水もそれなりに夏は温かいと考えていいでしょう。 となると、冷たい海水の下降量、下降深度も変わってくるのではないでしょうか。 もっとも、深海への下降はゆっくりだし、一度下降した海水は表層に戻るまで2000年かかるとも言います。 しかし、この融解が長く続いたり、冬も戻らなかったりすると、海水循環が停止、対流がなくなり、地球全体の気象に影響が出ることが懸念されます。 これは当然、生態系への影響も大きいため、うなぎやマグロどころではない騒ぎになるでしょう。
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もちろん、この本でも触れています