<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-11137392394.html">覆されていく現代物理学</a>
ナノレベルでの物質や波の正確な位置を測定しようとすると、測定そのもののせいで確実な位置を割り出せない。 このジレンマのような不確定性原理は哲学的な考えでもありますが、現代物理学、特に素粒子や次元をめぐる物理学は 数式を用いないで説明しようとすると、本当に哲学書を読んでいるようです。 さて、この不確定性原理に欠陥があることが日本人が中心となった研究グループの実験によって明らかにされました。 実際は、これまで考えられていたよりも高い精度での位置測定が可能だったということです。 あわせて、この記事も参考に。 ----------------------------- 「測定速度の壁」破る より普遍的な理論に 2012.1.16 13:14 http://sankei.jp.msn.com/science/news/120116/scn12011613150003-n1.htm 現代物理学はアインシュタインの相対性理論と、ハイゼンベルクらによって確立された量子力学を柱としている。情報通信をはじめ現代社会を支える多くの技術が、量子力学に立脚している。不確定性原理は量子力学を象徴する最も本質的な原理と位置づけられ、哲学や世界観にも多大な影響を与えた。 その不確定性原理に穴(欠陥)があったことを、名古屋大大学院の小澤正直教授らが、世界で初めて実証した。約80年にわたって物理学の常識に潜んでいた「間違い」を明らかにし、不確定性原理をより普遍的な原理として生まれ変わらせる成果といえる。 小澤教授によると、不確定性原理には2通りの解釈がある。一方は位置や速度を測定した際の「誤差」の精度限界について、もう一方は測定とは関係なく粒子そのものが本来備えた位置や速度の「揺らぎ」の不確かさを記述している。 「ハイゼンベルクは当初、測定誤差に着目して不確定性原理を提唱し、精度限界を不等式で示した。一方で、別の物理学者によって量子の揺らぎに関しても考察が深められ、明確に区別されないまま異なる意味を持つ2つの解釈が混同された」(小澤教授) 量子の揺らぎに対しても、ハイゼンベルクと同じ形の不等式が提唱され、こちらは数学的に厳密な証明が与えられたという。その結果、測定誤差に関するハイゼンベルクの不等式も「証明された」と誤解され、現在でも量子力学の教科書の冒頭に掲載されるなど、“常識”となって定着してしまったと、小澤教授は考察している。(中本哲也) -----------------------------
ノーベル賞を受賞したダークエネルギーも物理学をひっくり返すような発見で、今後、無尽蔵の
エネルギーや推進機関につながる可能性があります。
不確定性原理の測定精度の壁が敗れたことは、何につながるでしょうか?
たとえば未来の予知、素粒子の過去・・・といった時間に関することなどにもつながりそうな
予感がします。
これをうけて新しい素粒子の発見や観測などでも進展があるかもしれないですね。
それが暴走して人類滅亡にいよいよつながっちゃったりして・・
というのは妄想ですが、現代物理学はまだ過渡期の報告書のようなものであることがわかります。
つまり、真実に近づきつつあるということ。
この発見に日本人が寄与しているのも誇らしい限りです。
理系の若い方にも頑張って欲しいです! 就職では不利とかいろいろ言われてますけど
こんだけ科学や技術が満ち溢れている時代なのだから、理系は不可欠なんですよ。
個人的には応援しています。
新しい科学、新しい技術がもたらすもの、というのも、滅亡風景に近い感動があるという意味で
自分には同義なのです。このへん、わかってもらえるでしょうか。