<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-11067248376.html">福島第一原発からキセノン・・まさかね、まさか・・</a>
福島第1原発から核分裂の際に生成されるキセノンが検出され、にわかに話題となりました。
今後は、このキセノンの量が少なくなるのか、それともずっとあるのか、増えるのかを観測することでよりなかで起こっていることが判明していくようです。
一気に再臨界が起これば、水温も急上昇するでしょうが、その際にどうするのか。
またしても東電も政府も「安心してください」ばかり。今は違うということをアピールするのであれば最悪のケースの場合にどういう手段をとるのか、この時点で構想を発表するべきでしょう。
まだ国民には説明してもわからないと舐めきっているんでしょうかね?
最悪を想定しなかったことが悪夢につながっていたというのに。。少なくとも現場レベルでは想定していることを祈りたいです。
さて、ところで、世田谷区ではまたしてもラジウムの瓶が見つかっているわけですが、驚くほど放置されているものですね。
かつてラジウムは健康に良い物として喧伝されたときもあるし、蛍光塗料など工業製品としても身近でした。それが、保管が厳しくなったことで面倒になっちゃった・・・という個人、業者がとりあえず地面に埋めて隠してしまったのでしょうか。
いまほど放射線に関する知識がなかったはずなので、土に埋めればなんとかなる、程度の認識だったのではないでしょうか。
また、瓦礫の撤去問題もクローズアップされていますね。
放射性物質を大量に含む瓦礫・・ならまだしも、原子炉の中で出る大量の核燃料の廃棄物。再利用はうまくいっていないのですが、これはほんとにきちんと保管されているのか。。ということが頭をよぎったわけですよ。
たとえばですよ・・・核燃料のクズを詰めたドラム缶を海洋放棄・・これは過去、実際におこなわれていたことですが・・その場所が、たまたま宮城・福島沖だったら。。。。
ドラム缶の中でも崩壊熱は出るはずだし、再臨界しないとも限らないわけですよね。
その爆発が311の地震を誘発していたら・・・?
深海探査船ちきゅう、どこの話しじゃありません。
まさか、地震の巣に投棄するようなことはまともな科学者が関わっていればありえないと思うのですが、業者が勝手にやっちゃった、レベルのことがあれば、そんな知識もないでしょうから、「このへんでいいべ」と・・単純に深さを考えるなら海溝でできるだけ深く沈めるかもしれません。
でも、海溝は不安定です。そこは地震の最前線・・・そもそも圧力に耐えられるのかも疑問ですよね。
完全に数万年封じ込めるだけのものは地球上にありません。
うまい具合に上から土砂が覆い隠すことで放射性物質の拡散も防げるかもしれませんが、水中をいどうしやすいもの、生物に取り込まれやすいもの、と放射性物質もいろいろあります。
大量の海水は放射性物質を薄めるでしょうが、それも海流のように流れの早い所での話です。
淀んだ場所では、海底に降り積もっていくだけ。。。津波で、そしていまも海に流出しているであろう放射性物質も川から海へと注ぎ、各場所で淀んでいきます。
これはチェルノブイリでも確認されていることです。
半減期の早い放射性物質は数十年も経つと環境や生物内での値は減少していくようですが、半減期の長いものはそうではありません。
動物や植物、昆虫たちは放射性物質を知らずに取り込み、食物連鎖のサイクルを繰り返します。
チェルノブイリの森では、イノシシやシカたちが高い放射線を蓄積していました。これは、彼らが爆発で飛散した放射性物質の積もっている土を草と一緒に摂取するためでもあるようです。
魚はというと、あちこちに発電所用の冷却池があるうえに、もとからある川が走っています。この両方が問題で、川は氾濫して川底に沈んで落ち着いていた放射性物質を広範囲にまき散らしました。
そして池は、干上がると底に沈殿した放射性物質ごと露出、乾けば風で舞い上がり、飛んでいくのです。
そのため、チェルノブイリのゾーンでは氾濫を防ぐ土手を作り、用済みになった冷却池が干上がらないようにポンプで水を組み上げていたりするのです。
詳細はこちらの本で見ていただくとして・・・
チェルノブイリの森―事故後20年の自然誌/メアリー マイシオ
¥2,310
Amazon.co.jp
ここでふられられている対策などについてはあまり復興のモデルに取り込まれていない気がします。
日本は水があふれている場所ですが、放射性物質は基本的に土の表層にあると思いますが、やがてはしみこんでいきます。特に落ち葉の積もる森などでは微生物や小さい今週の働きで落ち葉が分解され、腐葉土になっていくのですが、それにつれて放射性物質が下の層へ移っていくのです。
池などの水たまりからも地下へ水が染み込み、地下水を汚染していきます。
いま、除染した土をどうするか、が問題になっていますが、確かに厄介な問題です。
特に海に近い側に急いで除染すべき場所が多いと思いますが、除染した水は側溝から下水道を通り・・どこへいくでしょうか?
問題は土だけではない、と思えます。
福島の被災者の方には申し訳ないですが、日本もチェルノブイリと同じような処置をとるべきではないかという気がしています。
フクイチを中心に、瓦礫も除染土も集約してしまうという考え方です。
むろん、元住民の方には手厚い保証と新しい住居が必要でしょう。
これにこそ、新築の公務員宿舎を無期限無料貸与ということで当たれば建設は引き続きできますし、文句は出ないでしょう。
しかし、問題はあります。それは、海に近いがゆえに、放射性物質が海へ漂い出す可能性があることです。そうなると漁業に大きな影響が出ます。
広大なエリアに穴を掘り、、金属で何十にもガードした墓標とする・・・それも百年はもたないでしょうけど。
日本中に拡散させることが正しいのか、封じ込めが正解なのか。これが問題です。
日本中で痛みを分けあおうというのは美しい話しなのですが、日本中に汚染を拡大すると日本が終わります。
いちばんいいのは、福島だけでなく、日本中の原発で最悪の事態が起こってしまうことでしょう。
そうなればいまは「福島の瓦礫はNO」とか言っている保身派も「福島の瓦礫のほうがましなので、むしろ対策のきちんとしている福島に移住したいです(キリッ」と言い出すかもしれません。
住民のエゴを消して自己犠牲も望めないであれば、日本中どこもひどい有様にすればいいのです。
そうなると「どこがここよりましか?」ということになります。
そうすると、今度は競って町ごとに放射線の街! として危ない原発歓迎になるかもしれませんし、瓦礫も除染土も歓迎になるようになるかも。
補助金が出るからです。その補助金をハコモノではなく、現金で住民にキャッシュバックで山分けする。
すると、今度は「瓦礫NO」「除染土NO」とか言っていた人が白い目で見られるようになります。
きれいごとはゼニの前に無力なのです。
NPOだって、本音では金が欲しいはずだし、金が欲しくてNPOをやっているひともいるでしょうから、そこから攻めればいいわけです。
そして、あちこちの原発で毎日のように事故が起こり、1年に1度は大爆発。
日常になってしまえば誰も驚きません。
日本は幸い島国ですから、陸伝いの汚染は最小限で済むでしょう。
大気と海は知った事ではない、と。
かつて大国がやっていた核実験でばら撒かれた放射性物質による保障などありませんからね。
ということで日本は放射能大国となって滅亡することでしょう。
めでたしめでたし。
決定版 2012年人類滅亡大図鑑/滅亡研究会
¥550
Amazon.co.jp