<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-11030831527.html">人類が退化するとき</a>
しかし、ここ最近の私はすっかり投げやりです。
不謹慎を承知で言いますが、コレ、というすごいことが起こらないし、気配も失せてきた気がします。
こういうときに自然災害は起きるのかもしれませんが、たとえば東日本大震災は原発事故をも起こしましたが、それで世界がただちに滅びるわけではないのです。
富士山が爆発したところで、同じです。
ただし、山体がすべて吹き飛ぶような大爆発の場合は話が別で、そのときは地球全体の寒冷化を招くかもしれません。
しかし、それだけでは足りない気がしますね。
早いところ滅亡してくれないと、人生行き詰まっちゃいますよ。そのために全人類道連れかよ! と呆れる方も多いと思いますが、滅亡ファンのかたならきっと共有できる感じだと思っています。
反面、人類の猿人からの繁栄史にも興味が有るのですが、いま読んでいる本で面白い発見がありました。
繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上)/マット・リドレー
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現生人類はなぜ、こんなにも繁栄したのか、を考察している本なのですが、世界中に散った人類の中で、退化した人類もいるのです。
この場合の退化とは、技術的なことを指します。
たとえば骨を削った釣り針や冬に着る毛皮、ヤリ、斧などが、孤立環境で数百人程度の部族だと長い間に失われてしまうのだそうです。
これは、技術を持つものがいなくなってしまうこと、また、ほか部族との交易がなくなることと大きな関係があるようです。
広い範囲での交易が技術の専門化を可能にし、それによって技術が発展する。そして、新しいギアを手に入れて便利に暮らしていけるようになる。
つまり、集団知です。
現生人類はこの交易を行っていましたが、クロマニヨン人は住んでいる場所から1キロ以内で調達できるもので道具を作っていた・・・・この違いが、現生人類の繁栄を招いたということです。
では。。。いまもし核戦争なり、大洪水が起こったとして、各地に分断された集団が孤立するとします。
そうなると、当然、いまの私たちは個人で、まして、たまたま残った10人で原子炉を動かしたり火力発電所を作ることはできません。ケータイも使えなくなるでしょう。
船を作ることはできるかもしれませんが、航海術を持つ人間がどれほどいるのでしょうか?
そうして孤立した群れでは技術が失われていき、サバイバルに長けた達人がひとりいたとしても、その達人が死ねば継承されなくなり、やがて失われていくのです。
なぜなら生きるのに精一杯だからです。日々の飯、水、燃やす材料を探すのに追われてしまいます。
大変革のあとに待っているのは、そういう世界かもしれませんね。
決定版 2012年人類滅亡大図鑑/滅亡研究会
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