<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10925877359.html">M9.0にしては狭かった?311地震の震源域</a>
M9.0という超巨大地震だった東日本大震災。
震源域は500km! と当初は驚いたものですが、それも地震の規模を考えると、1000kmの震源域でもおかしくないのにその半分だったと・・・。
スケールの大きい話です。
ところが、震源域が20km未満と浅かったこともあって巨大なエネルギーが放出された。
震源が深かったら、ここまでの被害はなかったのかもしれません。しかし、起きてしまった。
ほかにもこんな記事が。
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地震発生はプレートの結合強い場所 国土地理院が解析
2011年6月16日15時10分
http://www.asahi.com/science/update/0616/TKY201106150703.html
地震時と地震後の滑り
東日本大震災の前に、海と陸のプレート(岩板)の結合が強かった部分が、地震を起こした場所と重なることが、国土地理院の解析でわかった。プレートの結合の強さの観測が、大地震の発生場所の予測に役立つ可能性がある。16日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
全地球測位システム(GPS)の観測によると、地震を起こした場所は、地震前にプレートが強く結合してほとんど動けない状態になっていた場所と重なっていた。結合が強いと、ひずみが速く蓄積するうえ、マグニチュード7程度の地震の繰り返しでは解消されない。
プレートの結合が強いと、海のプレートに引きずられ、沿岸部が年に約1センチ沈降し続ける。沈降は、巨大地震のときに隆起に転じて沿岸部の海岸段丘を作ると考えられてきた。
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固着域でたまった歪が一気にズドン!と放出されたわけですね。
固着域の歪が限界かどうかを見分ける診断ができれば地震の予知ができるのかもしれませんが、
実際は地下のことだし、難しいでしょうねえ。
もうひとつ。
昨日見かけて気になった地震関連のニュースをクリップしておきます。
房総半島沖はずーっとやばいと言われてますが、またひとつ・・・w
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宮城沖、大地震の前兆か 震災前22年の「静穏期」 房総、四国沖でも確認
2011.6.16 08:33
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110616/dst11061608350003-n1.htm
東日本大震災の震源となった宮城県沖のプレート(岩板)境界付近で、約22年前からマグニチュード(M)4.5以上の地震の発生率が半減する「静穏期」がみられたとの解析結果を、北海道大地震火山研究観測センターの勝俣啓・准教授(地震学)が16日までにまとめた。同様の静穏化は、千葉県・房総沖や四国沖でも認められるという。勝俣准教授は「大きな地震の前兆の可能性もある。地殻変動の変化など今後の推移を注視したい」としている。
調査の結果、大震災の震源域で最も大きな断層破壊が起きた宮城沖付近では1965年以降、年平均3.0回前後M4.5以上の地震が起きていたが、89年以降は同1.5回程度に半減したエリアが存在することを確認。房総半島沖や紀伊半島付近から日向灘にかけての四国南沖のプレート境界周辺でも90年前後から、ほぼ同レベルの地震の静穏化が認められたという。
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地質年代で考えれば90年なんてたいした長さではありません。
のちのち、地層を観察した人が、房総半島沖などで起きた大地震による津波のあとなどを地層のマーカーにするでしょうが、せいぜいがその程度。
その前後には通常の堆積物がたんたんと積み重なっているわけです。
たんたんと積もるけど、億万年という単位ではとんでもない量になる。
考えていると気が遠くなって眠くなってきそうです。