<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10861211892.html">日本の地震予知は時代遅れと米学者が指摘</a>
日本の地震予知研究が根拠とする「地震特性」と「地震空白域」の学説は1960年代から70年代に発表されたもので、実証に基づいていない点を指摘。1975年以降、政府研究で「大地震が起きる」と予測された地域では目立った地震が観測されていないのに対し、1979年以降に日本で10人以上の死者を出した地震は全て、政府研究が「大地震の可能性は低い」と見なした地域で起きているという。
この部分が目を引きました。
確かに日本では空白域に警戒する説をよく見ますが、これはもはや昔のトレンドだということです。
で、この教授がいうのは「地震は予知できない」
と・・・w
そりゃそうかもしれませんが、特定区域で繰り返し地震が起こってきたのは日本では確かなのですが。
ただ、東海地震に気を取られるあまり、東北沖を見逃した点はあるかもしれません。
とはいえ、三陸沖の地震は繰り返し起こっており、津波も30数年に一度は起こってきました。ただし、なかには三陸沖地震ではなくチリの地震からの津波なども含まれます。
これについては研究者もわかっていたはずですが、今回の規模は想定していなかった。
教授は
研究者たちが過去の地震と津波の発生記録を検証していれば、3月11日の地震で壊滅的な津波被害を受けた東北沿岸が、過去にも数百年単位で巨大津波に襲われていることに気づいたはずだと指摘。これにより、地震の時期は予測できなくても、巨大地震の可能性を考慮した事前対策が福島第1原発でも可能となったはずだと主張した。
ということですが、つまり30数年のスパンでは想定外だが、数百年単位で見たら巨大津波があったと。それに対して備えることもできたはずということですね。
ところが、特定の場所に対して厚くする法律もあることで警戒と研究が薄くなってしまう。
今後も、こうした大地震はあるかもしれませんし、それが極端なハナシ、数千年に一度、数万年に一度というスパンのものがあるかもしれない。地質年代でみれば短い期間ですが、生きている人間からしてみれば世代を超えすぎて実感がわかないのです。でも、それは明日起こるかもしれないのが、地震予知の難しい部分。
今回の地震や津波被害をもとに、過去のあとをさかのぼって研究する科学者たちの話なども報道されていますので、この地方の地震・津波研究はこれを契機に進むことでしょう。