<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10763912017.html">月の水は彗星由来</a>
月は45億年前に火星レベルの天体が地球と衝突して生成されたという説が濃厚ですが、現在月にある水は、その衝突時に地球からもたらされたものではなく、その後に彗星などが月に衝突した際にもたらされたものであるという研究結果が発表されました。
研究の結果、月の岩石に含まれる水は、地球のものとは比率が違い、どちらかといえば彗星などのものに近いことがわかったのです。
さらに! 地球でも月と同じように海水は重水素を多く含むというのですが、これも彗星由来と考えると説明がつくようです。
現在の海水は、この重水素を含む水が希釈された物。。。。
かつて地球にも隕石や彗星がたくさん降り注いだ重爆撃期があったことはわかったいます。そのころもたらされた宇宙からの水が、生命のゆりかごとなった地球の海に溶け込んだ。。。。やはり、地球の生命は宇宙からもたらされたのでしょうか。
もっとも地球そのものは太陽系を形作ったガスから形成されてきたわけですが、生成時は小天体の衝突を繰り返して灼熱でした。その状態で生き残っていた生命の元があったのでしょうか?
あったとしたら凄いですが。。。。
その生命の元は、彗星の中にあったのか、それとも有機化合物でしかなく、それが独自に進化したのか、するようにプログラムされていたのか。
誰かが撒いた可能性もありそうです。
それとも、かつて栄えた先代のかけらなのか?
地球ができたのは46億年前。宇宙は、いまわかっているのは137億年前にできた、ということ。
地球では46億年で現代文明がロケットを飛ばすまでになりました。さしひいても、地球が出来る前に約90億年あるわけです。
宇宙が落ち着くまでに50億年かかったとしても、そのまえにもうひと文明、宇宙のどこかでできていてもおかしくないではないですか。
いや、もしかすると宇宙が晴れ上がった頃に、地球よりも早い速度で進化した急ごしらえの生命があったかもしれないのです。そしてそれが、滅びて太陽の終末と共にちりとなり、宇宙を漂って地球の元になる。。。
地球だけではなく、ほかのどこかの惑星でも生命となって違う進化を始める。。
地球視点や地球中心で考える時代は終にするべきでしょう。
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月の水:彗星がもたらす…衝突の際に 日米研究チーム解明
http://mainichi.jp/select/science/news/20110110k0000e040001000c.html
月の石に重水素の比率が高い水が含まれていることが、北海道大の圦本(ゆりもと)尚義教授(地球惑星科学)ら日米共同グループの研究で分かった。重水素の比率は地球の海水の2倍と高く、彗星(すいせい)の成分と近いといい、月の水は彗星が衝突した際にもたらされたものと推定できるという。論文は10日、英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」電子版に掲載された。
圦本教授は米ウェスリアン大のグリーンウッド教授らとの共同研究で、米有人月探査機「アポロ」が持ち帰った石を分析。元素レベルの解析ができる同位体顕微鏡を使って調べたところ、アパタイトと呼ばれる鉱物結晶の中に0.01~0.6%の水が見つかり、最大0.03%の重水素が含まれていた。
これまでの学説で月は約45億年前、原始地球に火星クラスの惑星が衝突し、地球から分かれてできたとされる説が有力。月の南極付近に水があることは分かっているが、月誕生時にあった水はすべて蒸発してなくなったと考えられてきた。このため、圦本教授らは月の形成後に氷と岩でできた彗星が次々と衝突し、溶けた水が石に閉じこめられたと推測している。
一方、地球を構成する地層下の岩石に含まれる水は軽水素の比率が高く、海水が重水素を多く含んでいるのは謎とされてきた。今回の研究で海水も彗星由来の水が希釈されたと考えられる可能性も出てきた。
東京大大学院新領域創成科学研究科の杉田精司教授(惑星科学)は「彗星は月だけでなく、地球にも落下していたはずで、地球の水の起源を探る突破口になるかもしれない」と話している。【千々部一好】