<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10549811822.html">地球を襲うコロナ質量放出</a>
24日に起きた。コロナ質量放出による太陽風の嵐が地球に到達しました。
みなさん、体調は大丈夫でしょうか? 昨日はその余波で地磁気活動が活発化していた模様です。
●宇宙天気予報センター
http://swc.nict.go.jp/contents/index.php
●宇宙天気ニュース
いつも,コメントいただいているカヒコさんのコメントでコロナ質量放出のあったことを知ったので。。
ナンノコッチャ・・・ポカーン
という方も多いと思いますのでまずは解説を。
コロナ質量放出(CME)は、太陽表面で起こる、巨大な磁場の嵐だ。莫大な量の荷電粒子やエネルギーが荒れ狂った結果、太陽の表面から放たれるのだ。膨大な量のため、荷電粒子の塊でも質量を持ち、それが太陽面にたたきつけられれば地球上で起こる最大級の地震の何万倍もの振動が太陽表面に起こるほどだと言う。
そして、放出される質量は1億トン以上。
今回の質量放出では10億トンが放出されたと言う。
これが時速150万kmで吹っ飛んでくるのである。
太陽系に広がる太陽風を切り裂き、惑星の磁場をも突破してしまう。
いくつかのページを参考に見て欲しい。
●ばく大なエネルギーを放つ太陽のコロナ質量放出の初3D画像
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/07/08cme/index-j.shtml
●コロナからはガスが飛び出しているの?
http://www.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/sun/sun22.html
このコロナ質量放出が地球に到達するとナニが起こるのか?
まず、地球の磁気圏との衝突でオーロラが活発になります。
それだけならいいのですが、電離層にも影響が出るため、通信などに不都合が出ます。
酷いときは、地球を回る人工衛星にも深刻な被害が出るでしょう。
また、宇宙飛行士への被爆もありえるのです。
そこを突破した荷電粒子は地上にある電子機器にも影響を及ぼします。過去にも実際に影響があり、カナダで真冬に10日に及ぶ大規模停電をもたらしたことも知られています。
コロナ質量放出は地球に向かって放出されなければ対して影響はありません。しかし、今回は地球に向かっての放出だったようです。
もうひとつ、コロナ質量放出ではオゾン層を破壊するのではないか、という説もあります。
荷電粒子の衝突がオゾン層を壊してしまうのだとか。
コロナ質量放出は太陽活動が活発なとき何度も襲ってきます。
それが度重なることで、オゾン層を破壊、強力な紫外線や宇宙線が地上に降り注ぎ、我々の皮膚はズル剥け。科学くんみたいなゾンビ顔に・・・・
過去にもこうした現象が地球を襲っていたかもしれません。そしてこの先も。。。。