<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10519179474.html">堺屋太一の近未来日本の壊滅的予想</a>
本日2本目の記事です。
今朝の読売新聞朝刊に載っていた、堺屋太一氏が2020年の日本を描いたシミュレーション小説がなかなかにぞっとする内容でした。
小説スタイルで、工学院を出た若者が中国の重慶の工場で働こうかと口にするところから始まります。
その頃、日本は総選挙後の選択の失敗で温情派が勝ち、ひとにやさしい政策を借金をしてまでやりまくったことから円の価値が240円まで暴落してしまったのです。一方で中国の元は高くなり、1ドルに対して70円。
ということで、中国での給料は1万5000元と、いまの価値観からすると少なく感じますが、その頃の日本では約100万円に相当する給料になるわけです。
団塊世代のおじさんが、いまの我々の感覚が抜けずに「安いだろう?」というあたりがリアルです。
外資系は日本を見放し、証券市場も日本を離れてしまい、日本の社内は閑散・・・
それを招いたもうひとつの原因は公務員が公務員の囲い込みでよくわからぬ法人を作り、競争もうまれなくなったこと。こうして日本の地力は落ちて行く・・・・
いや、もう、いかにもありそうですよ、コレ。今度の総選挙での選択が大きな鍵になっていますが、国民も公平とか格差をなくせとか、社会主義を望んでいるかのようなことばかり考えていると、結局のところ、その金をどこから積むのか、という話になってしまいます。
たしかに無駄な金は多いのでしょうが、国からの配分をより期待する風潮になっているようにも思えます。
不景気で消費者も会社も財布が硬いので、国にたかるしかないというわけです。
じゃあ、もうみんな国がやとって全員公務員にしたらいいじゃん!!
・・・とか言いたくなりますが、仕事とポストはどうなるのでしょう? 結局、それでも格差は生じるのです。
世界の前に日本が滅びていくような気がしてなりません。
-----------------------------------------------------------------おおまかな話しの流れは、以下のサイトから・・・
○堺屋太一の近未来ジャポン?? ○火曜日(4/27)の読売新聞朝刊1面9面
http://d.hatena.ne.jp/tabaccosen/20100427
○堺屋太一の近未来ジャポン??
○火曜日(4/27)の読売新聞朝刊1面9面に自虐的未来史観ともいうべき悲惨な2020年の日本を描く。
○日本はすでに過去の栄光と切り離され仕事はない就職はない状況が続く。
○若者は荒野を目指すでなく経済大国中国を目指す。
○堺屋がかつて描いた「油断」以上のリアルさで迫る。
○元凶はやはり「公務員」に据え置く。やはり「官僚」支配は滅び行く藤原世界とたぶりをみせる。
○「族議員」は失せたが役人は膨張肥大化し財政の再建不能まで落とし込むのだ。
○これを援護するのが優柔不断朝令暮改の軟弱政権だ。
○あーだ。こーだ。こーだと思うがああかもしれない。(これじゃああね)
○はじめは「小説」として読むが中頃から現れるデータ(数値)のリアリティが説得力をもつ。▼1ドル=240円/1元=70円/長期金利4%(堺屋「小説」設定値2020年)
○このリアリティの背景にあるのが公務員 一般市民の鬱屈閉塞感から敗北感喪失感への転化だ。いつしか気概が失われた。(2010年の「龍馬伝」…あの頃はまだよかったとか?)
○世代間の意識の「断絶」が際立つのだ。伝統も文化もそこから崩壊したのだ。前後世代間の状況認識の差異が甚だしく相互に共通する価値観がないだけでなく不審から憎悪の心理が培養されている。
○国破れて山河あり…かつてジワジワと環境汚染が人心を蝕みこころの解体を導いたよーに知らず知らずのうちに朽ちたのだ。
○運動体は対立するファクターを包摂(内包)することが大事なのだ。
○いままさに日常的に生起している現象こそが日本を日本人を徹底的に打ちのめしたのだ。
○形骸がエネルギーを消す。日本のあらゆる場面でみられたことだ。
○悪夢…「日本沈没」だ。小松左京曰わく「想定外」だと。「近未来ジャポン」。<ふるいけや蛙飛びこむ水の音>…あれは蛙の自殺する音ですとエセっぽい文芸評論家が「蛙の大量自殺を仄めかす」あれぇー