<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10480686992.html">滅亡を考えるためのブックガイド</a>
- 週末は本を読んで過ごすのもいいっすね。
- 特に、花粉症の時期は、もう、晴れているとそれだけで外にでる気がしません・・・w
- 日当たりのいい部屋で本を読んでみるのもよいかと。
- このところ、歴史について色々考えてました。
- 歴史と言っても、地質学的な出来事とかも含めて、大戦争や革命的なできごとなどがなぜ起こるのか?
- それは予測出来るのか?
- ということです。
- これまで色々本を読んだりしてきて、まあ、早い話、積み重ねを検証して行くと、起こるべくして起こった、という検証になるわけですが、事前にわからないのだろうか?疑問に思うわけです。
- 予言
- は、事前に指摘することですが、残念ながら、起こってから「的中していた!」と喧伝されるので、あまり意味がありません。
- そんな時に書店で目にしたのがこれです!
- 歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理.../マーク・ブキャナン
- ¥882
- Amazon.co.jp
文庫本なので、ソッコー買いです。
疑問に答えてくれる本なのではないかと思ったのですが。。。
これ、要するに物理学者からの歴史アプローチなんです。
物理学者のいう歴史なので、一般的な歴史とは異なり、モデルを使った実験と検証です。
歴史と言うのは、時間軸の中で何かが起こり、積み重なっていくことでもあります。
何が起こるか、はそれぞれで異なるわけですが、単純化したモデルでの実験が物理学者の間で
ブームになっていたなんて知りませんでした。
そこでみえてきたのは、隣り合う格子への影響だけでなく、それによって離れた格子にも影響を及ぼす
カオス理論。
そして、突発的な出来事は、よく起こる出来事より数分の1という確率でおこると言う性質。
それは、いつ起こるかまったく予想出来ないのです。
そして、この性質はいろいろな統計に見え隠れしています。
うむむ・・・! 偶然に起こっているようなことですら、そんな性質が潜んでいたとは。
これを見ると、人類を滅亡させるほどの大事件は、いつ起こってもおかしくないことは分かります。
そして、それはたぶん、予想不可能だと言うことも。
「人類滅亡大全」を作ってるお前が、言うな! とツッコまれそうですが、ト学会大好きです。
山本さんのSFも大好きです。
トンデモ本は面白いですよ! ニセ科学も困りモノですが、それはそれで着想が面白いんですよね。
ニセだとわかっていれば、いろいろ楽しむことが出来ます。
実は、「人類滅亡大全」では、結論こそアレなのですが、ニセ科学っぽい原因はけっこう排除してオカルトではなく、現実に起こりそうな原因を元に滅亡に至る過程を提示したのです。
この本でも2012年人類滅亡についての章があります!
地震予知についての章も面白いです。そうだろうな、と思っていたとおりでした。
どちらかといえばオカルト的な原因についての解説です。
「人類滅亡大全」ではここで触れられたこと以外についても検証してますので、まだまだ地球は安泰じゃありませんよ!・・・w
会話形式なので、スイスイ読み進められます。
最後はこちら!
まだ未読の方はお近くの本屋さんに注文いただくか、amazon、版元の洋泉社さんでお買い求め下さい!