<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10300203746.html">5500万年前の急激な温暖化の発生メカニズム解明なるか</a>
5500万年前、突然起こった温暖化。温度は一気に5~9度も上昇したということです。
サミットで決まったのは産業革命前から2度上昇を上限にするといっていますが、実際には1度上がるだけでも大異変が起こると言われています。
何がこれを引き起こしたのかが謎ですが、温室ガスが短期間に大量に吐き出されたのではないか、ということが分かっています。
二酸化炭素濃度は現在の4-5倍だった、というから相当な量です。
メタンハイドレードが温暖化で不安定になって気化したという説もあるようですが、実際のところは不明です。
さらに謎なのは、二酸化炭素要因だけでは温度上昇のすべてを説明できないこと。
そこで考えられたのが「正のフィードバック」です。
たとえば、北極海の氷が溶けると現れた水面が暖められます。そうすると、海水につかっているほかの氷も溶けやすくなります。
溶解が進むにつれて海水温も上昇する・・・こうしたフィードバックも温暖化を促進したのではないか、という理論です。
しかし、ほかにも要因はあるかもしれず、研究はこれから、ということのようです。
地球が暴走的するように環境を激変させるときのメカニズムは謎だらけ、ということで、明日にもその急激な変化の・・いや、いまも進行している可能性があるということですね。
2012が、わかりやすい形でそれが表面化する時なのかもしれません。