<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10268182866.html">5億年前の超大陸の謎解明へ調査開始</a>
【サマリー】
五億年前に二つの大陸がぶつかってでき、その後に分裂して消滅した超大陸「ゴンドワナ」。第五十次南極地域観測隊が昨年末から今年にかけて、超大陸の中心地とみられる南極・セールロンダーネ山地で約七十日にわたる地質調査をした。約二・四トンの岩石を日本に持ち帰り、大陸の成長と分裂の仕組みを解明しようと解析が進められている。
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大陸の移動は年間数センチ程度、ではありますが、激変するときは一気に変動します。
地殻が割れ、断層がずり上がり・・とダイナミックな変動は人類滅亡にもかかわるできごとです。
5億年前に存在したゴンドワナ大陸の中心地であった現・南極での地質調査が始まりました。
マグマが固まった玄武岩などが持ち帰られたようで、調べることでマグマの上昇速度などがわかるそうです。
それが予想以上に急速だったりした場合、今後も、そんなダイナミックな破壊的変動がないとは言い切れなくなります。
明日、突然、大陸の一部が急速に動いたり、マグマが地殻を割くこともあり得ます。
大地震はもちろん、そのうちのひとつです。
こんな、足元の安全保障すらない地面の上で、人間は栄えているわけですが、それもたかだが数千年の話。
たまたま、生命力の強い雑草が、ちょっと見ない間にボーボーになっちゃってるのと同程度の繁栄なのかもしれません。
何かあれば、すぐに枯れる。
根こそぎ、絶滅させられることもある。
だからこそ人類の文明は急いで発展しているのかもしれませんね。
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南極・セールロンダーネ調査 超大陸の謎解明へ
2009年5月26日
五億年前に二つの大陸がぶつかってでき、その後に分裂して消滅した超大陸「ゴンドワナ」。第五十次南極地域観測隊が昨年末から今年にかけて、超大陸の中心地とみられる南極・セールロンダーネ山地で約七十日にわたる地質調査をした。約二・四トンの岩石を日本に持ち帰り、大陸の成長と分裂の仕組みを解明しようと解析が進められている。
セールロンダーネ山地は南極・昭和基地から約六百キロ西にあり、広さは四国とほぼ同じ約二万平方キロメートル。南米やアフリカを中心とした西ゴンドワナ大陸と南極やインド、オーストラリアなどからなる東ゴンドワナ大陸が五億年前に衝突した境界で隆起したとされる。
日本の南極観測隊は一九八四-九一年に同山地の地質調査を実施。四十九次隊(二〇〇七-〇八年)から三年計画で再び調査が始まった。
五十次隊は、大和田正明・山口大教授(地質学)を隊長とする六人のセールロンダーネ山地地学調査隊を組織。本隊とは別に、飛行機を乗り継いで昨年十一月に南極入りした。スノーモービルで移動しながらの約七十日間、期間中テントに寝泊まりし、必要な電力は環境面に配慮してすべて太陽光発電でまかなった。
同山地の岩石は主に変成岩と火成岩からなるが、調査では小さな泡状の穴がある玄武岩が多数見つかった。玄武岩を作ったマグマの中の二酸化炭素などが発泡した跡とみられる。
大和田教授は「大陸の分裂過程で、地下深くにあった地殻が地表に向かって上昇し始めた際にマグマが上がってきたとみられる。岩石の年代の変化を調べれば、地殻がどれほどの速度で上がってきたかが分かる」と話す。
調査隊には束田和弘・名古屋大博物館助教(地質学)も参加。「圧砕岩」など変形作用を受けた岩石に着目して研究。「大陸がどのようにぶつかり、変形したかなどを明らかにしたい」と意気込んでいる。