<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10963478320.html">ひとりでもできるジェノサイド</a>
ノルウェーで起きた爆発と、島での大量虐殺事件が世界を震撼させました。
まずはオスロで爆発事件を起こしたこいつ↓
2時間後には集会の行われている島で警官を装い、集めた人に対して乱射を開始!
写真のように狭い島で、突然、繰り広げられるサバイバルゲーム。
追い詰められれば水の中に飛び込むしかないのはわかりますが、犯人はそんな水中の人々にも発砲を開始しました。
命乞いをするひとを打とうとする犯人の写真があります。
そして、散らばる死体
注)死体映像注意爆発事故の犠牲者も含めると、この男が殺したのは92人に達しました。
その数はまだ増える可能性があるとのことです。
ひとりでこれだけの数を銃殺して回るなど、戦争中ならいざしらず、平時の国では考えられないことです。
極右だ、宗教だ、というバックボーンがあったにしても、平気で実行出来る。。。
ちょうど
- ジェノサイド/高野 和明
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
この小説、むちゃくちゃ面白いのでおすすめですよ。
自分は殺人、ひいても猟奇殺人、大量殺人、ジェノサイド好きなんですが、この作品でのジェノサイドは人類による大量殺戮という意味だけではないのです。
アフリカはコンゴの奥地に発生したという、人類を滅亡しを招きかねない新種生物。
それを殲滅するために送り込まれるアメリカがやとった傭兵部隊。
当初、エボラのような致死率の高い病気を想定していたものが、実は・・・
ここからはネタバレになるので、小説を楽しみたい方は読み飛ばしてください。
新種の生物とは、進化した人類の子供だったのです。
異星人のような頭部を持つ、ピグミーから生まれた子供。3歳にして人類の及ばない立体的な論理思考と優れた頭脳を持つ彼にすれば、人類など取るに足らない存在。
その能力が次々と明かされていく中、部隊は大虐殺を繰り広げながら脱出していく。
そして追っ手の人を人と思わないような虐殺とレイプ、誘拐、非人道的行為・・・
人類はなぜ進化していないのか、といえば、それは一見すると障害を持っているように見える奇形児などを嫌って間引いてきたからであると。それも本能的に。異質なものを排除する本能が強い人類は、そのため、かつて同じ類人猿たちを皆殺しにしてきたのではないか。。。
このあたりはなるほど、とうなづけるものがあります。
しかし、この三歳児の進化した種はひとりで、、とてつもないことを子どもが遊ぶようにやってのけるのです。
もし、彼が人類を滅ぼそうとしたら造作も無いでしょう。
でも、その前に子孫を増やさなければならない。それも人工授精などでクリアしてしまうことでしょう。
そしてある程度の勢力ができるまでは人類を労働力として確保しておく。。。
これは、NWOにつながるノウハウでもありますね。進化した生物が爬虫類型人類なのでしょうか?
恐るべき進化人種のもっとすごい人類を危機に陥れる続編も見たいなあ。。。
人類の起源と進化という点ではもう一作、これが!
ホーガンの小説が、星野氏でコミック化! いや、面白いですよ、これ。
ビックコミック連載中ですが、いま発売中の号では、恐竜は木星の大赤斑のような強風のなかで生きていたのではないか? と。そのために身体が大きく、重心が低く、長いしっぽでバランスをとりながら風に押されてはしっていたのではないか説も面白いのですが、キモは、
地球の月は5万年までなかった
という説なのです。
たしかに5万年前に地球の周りを月がまわっているところを観たという記録はないわけです。。
では月はどこから来たのか?
小説を読んでからでもマンガは楽しめますよ。
現在の人類がなぜこうも残虐なのか、に対する答えも作品にあります。
読んでいるうちに「これは滅びたほうがいいな・・・」
と思えることうけあいです。
という作品を読んでいたところで起こった今回の大虐殺事件。
犯人はとびぬけたキチガイかもしれませんけどね。
一方で、日本の福島第一原発では東電と政府がもっと大量の人を殺そうとしている。
ガンで10万人が死ぬ! とかあおり見出しの週刊誌もありますが、原子力関係でいえば、それどころじゃ済まないことは明らかです。
とかくこの世は基地外の人殺しばかりなのか、それとも、これが人類のデフォルトなのか。。