<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10893309565.html">仙台平野は1000年周期で大津波に襲われる</a>
昨夜のETV特集
「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~」が話題になっています。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0515.html
科学者たちが独力で福島の放射能汚染を調査して作成した地図には、政府が発表する前から放射能の濃いホットスポットがあることが明らかになっていました。
中心となった科学者は所属していた研究所から独自の調査は禁止されて退職、独自に調査を始めました。
これもひどい話ですね。政府の命令がなければ動けない研究所。。政府が無能なのに。
そして、賛同する全国の科学者に分析などを手伝ってもらいながら、福島で測定とサンプルを採取。
科学者の底力を見たような気がします。
現在、福島は放射能被曝の研究フィールドとなっていて注目が集まっています。
また、巨大地震・大津波に関しても被害の解析、そして過去の爪あとも研究が進んでいます。
週刊誌の見出しでは、その研究拠点で要職についてはしゃいでいる権力好きの方もいるようですが。。。
そういう欲にまみれた科学者はもはや科学者ではないので、まったく尊敬に値しません。
科学はフィールドワードと観測、実験、分析ですよ!
さて、で、今日は仙台平野が弥生時代にも大津波に襲われていたという記事です。
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仙台平野、弥生時代にも巨大津波に襲われていた
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110515-OYT1T00788.htm
巨大地震
約2000年前の弥生時代に仙台平野を襲った津波は、東日本大震災の巨大津波と同程度まで内陸に浸水していた可能性の高いことが、東北学院大学の松本秀明教授(地形学)の調査でわかった。
15日、仙台市で開かれた東北地理学会で発表した。
869年の貞観津波の浸水範囲もほぼ同じだったとみられ、松本教授は「仙台平野では、ほぼ1000年周期で東日本大震災と同規模の巨大津波が襲来していた可能性がある」と指摘している。
松本教授は4月、今回の津波が内陸約4キロまで浸水した仙台市若林区で、津波が運んできた堆積物を調査した。その結果、海岸線から約3キロまでは砂だったが、その先はより粒子が細かい泥が堆積していた。
(2011年5月16日08時22分 読売新聞)
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内陸の奥まで達する巨大津波が1000年周期。
そこまでの規模でない津波も襲来する地域ですが、こうした情報をいかした街づくりがやはり必要になるのでしょう。
1000年もあいてしまえば「大津波なんてめったにこねえんだから」と自分たちの世代での安全を信じた防災体制にしてしまいがちなのは、心情として理解は出来ます。
ただ、この1000年周期というのも、ここ数千年の話です。
地殻変動が活発化した場合はこの限りではないはず。さらに下の層の解析も必要でしょう。
自然ははかったように同じ間隔でコトを起こすわけではないのです。
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