<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10882075847.html">原子炉建屋に作業員</a>
福島第一原子力発電所の水素爆発事故後初めて、建家内に作業員が入りました。
酸素ボンベをしょって、放射線量の高い中での作業で、ひとりわずか10分です。
社長に会長がまず入ってこい、という気がしないでもないですが、実際はどうやってこの突入部隊を決めているのか気になるところです。
なんとなくですが、日本人のなかにある特攻隊的な自己犠牲の精神がはたらいているような気がするからです。
日本人ははななく散ってしまう桜が好きなように、刹那的な考えがDNAレベルでなぜだかしみついているように思いませんか?
それは、こういう非常時に発動してしまうのかもしれません。
となると、日本全体が危機に陥ったときは、日本人全体がそういう刹那的な雰囲気に飲まれてしまう、また、「不謹慎」で自粛が相次いだような、「No」といえない空気になってしまう。
これは、事が大きい場合、日本人全体を自滅させないのでしょうか?
今回の震災では、被災地の方々は被災していない人間に言われるまでもなく前向きである姿が報道されていますが、それも報道側のバイアスがかかっていることは考え合わせる必要があります。
たとえば、原発が日本のあちこちでいっせいに事故を発生したらどうなるのか?
そのときは「もうどうとでもなれ」といまいる場所を動かないかもしれません。
いまの日本が特攻時代の日本ではないことも承知ですが、このあと、首都圏や大都市圏を大きな災害が襲った場合を考えてしまったわけす。
建家内に入る作業員さんはおそらく家族構成なども考慮されているとは思いますが、こういう時だから「俺がやらねば!」「10分とか無理だし、頑張るか」という感情になってしまいがちではないでしょうか。
それは社長か会長にこそもってもらいたい気持ちではありますが。。