<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10710661108.html">CERNの加速器で反水素生成・瓶に閉じ込め成功</a>
LHCで知られるCERNでは、それを地で行く反水素の生成と瓶への閉じ込めに成功したと。
科学者はけっこう茶目っ気のある人が多くて、映画のようなことを実現してみようとする傾向があります。
反水素生成だけでもいいと思うのですが、わざわざ瓶に閉じ込めたところが、ニュースになるのを分かっている感じです。
現段階ではたった38個の反水素が0.2秒の間存在できただけ。今回の手法ではすぐに崩壊してしまうので、映画のように保存することは不可能ということです。
じゃあ、ほかの手法があるのでしょうかね? 実は、裏の親分や資金源に「おやかた、反物質できましたぜ! しかもホントは保存して使えますわ」とマスコミを使ってアピールしていたりとか(そんなことせずに内密に知らせると思います。陰謀論的には、反物質爆弾が今後出てくるから、という政府に向けたメッセージ、一般へのリーク、警告の類であると考えたほうが無難でしょう)。
もちろん、反水素が安全に運用することが可能になれば、エネルギー問題解決に大きな一歩となるでしょう。
前回の記事を踏まえると石油メジャーへの警告、資本家たちへのメッセージととることもできます。
ニュースが出てくるタイミングが、はっきり関連づけて考えることが可能ですよね。
しかし、反水素は爆発力を考えると原発以上に危険です。
そんな日が来れば、の話ですけど。
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「天使と悪魔」に登場…反物質、瓶閉じこめ成功
. 日本の理化学研究所など8か国の国際研究チームは、宇宙創成の際にできたとされる「反物質」の一種、反水素原子を瓶の中に閉じこめることに初めて成功した。
18日の英科学誌「ネイチャー」電子版に発表する。
研究チームは、欧州合同原子核研究機関(CERN)の装置を活用。加速器で作った反陽子と陽電子を特殊な瓶に入れて、磁場の中に閉じこめ、電気的な力でゆっくりかきまぜることで反陽子と陽電子1個ずつを結びつけ、反水素原子を生成。余った反陽子と陽電子を取り除き、反水素原子だけを瓶の中に封じ込めた。実験後の計測では、計38個の反水素原子が0・2秒間存在したことを確認した。
反物質は、ダン・ブラウンの小説「天使と悪魔」で、ごく微量でも大規模な爆発を起こす爆弾の材料として登場するが、今回の手法では短時間に消滅してしまい、爆弾に使える量をためるのは不可能という。
(2010年11月18日09時09分 読売新聞)