人類滅亡はまだっすか!?

滅亡大好きで、大爆発とジェノサイドに異常殺人も大好きな非モテが綴る絶望の誰得ブログ

<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10704786799.html">京大サル大量死はエボラじゃなくてよかったが・・</a>

京大の研究所で飼育中のサルが原因不明で大量死した事件。

かつてアメリカで起こったエボラ出血熱でのサル大量死を彷彿とさせるのでもしや・・とも思いました。

エボラ出血熱は感染すると全身の穴という穴から出血してウイルスをまき散らしながら死ぬという恐ろしい症状を伴います。致死率も高く、凶毒。人間ではアフリカでの発症が多いのですが、空気感染はありません。

ところが、アメリカで起こったサルのエボラは空気感染が確認されていたのです!

そんなくだりは「人類滅亡大全」でも紹介していますが。。

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サルの死は血小板減少症で、サルレトロウイルスが原因だったということです。

自然感染していたサルに気づかずに蔓延してしまったとか。通常は感染していても発症はないということなので、宿主とよろしくやる、よくあるウイルスということなのでしょうか。

しかし、病気や怪我をしていたサルと同居していたことで、ウイルスが脅威になってしまったのでしょう。

ちなみに人間への感染は確認されていません。

血小板減少は殺人ダニなどでも引き起こされますね。このへんは、11/24に発売される

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別種からウイルス感染 犬山・ニホンザル大量死 2010年11月12日 朝刊 http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010111202000016.html  愛知県犬山市の京都大霊長類研究所で飼育中のニホンザルが原因不明の疾病で大量死した問題で、原因はカニクイザルが持つウイルスに感染、発症することで起きたニホンザルのみに特異に引き起こされる血小板減少症だと分かった。人への感染の危険性は極めて低いという。霊長研の要請で発足した「ニホンザル疫病対策第三者委員会」の吉川泰弘委員長(北里大教授)や霊長研の松沢哲郎所長らが11日、京都市の京都大で会見して明らかにした。

 報告によると、発症したニホンザルの血液中から、東南アジアのカニクイザルの一部が自然感染しているサルレトロウイルス4型(SRV-4)が検出された。SRV-4に対する抗体は見られず、ウイルスが骨髄細胞を傷つけて血小板を激減させ、死に至らせたと考えられる。

 研究所は病気やけがで、治療が必要な異種のサルを同じ部屋の別のオリで飼育していたことがあり、唾液(だえき)やふんを介してカニクイザルの持つSRV-4が同属のニホンザルにうつり、他の個体にも感染した可能性が高い。

 カニクイザルはSRV-4に自然感染していてもほとんどの場合は無症状で、人を含めたニホンザル以外の霊長類で今回のような発症はないという。発症した個体を長期にわたって飼育、治療してきた担当者4人についても検査したが、感染は認められなかった。

 霊長研は現在、発症した個体と同居するなどしていた39匹を隔離飼育しており、うち感染した8匹は安楽死させる予定。他のニホンザル全770匹も調査中で、徹底的な消毒や異種のサルを同居させないなどの対策をとっている。

 吉川委員長は「自然界では出合うことのないカニクイザルとニホンザルが、研究所という特殊な環境下で同居したことで起きた。ニホンザルのような発症は人ではないだろう」と説明している。

ニホンザル大量死の原因について会見する松沢哲郎・京都大霊長類研究所長(右)ら=11日午後、京都市左京区の京都大で  松沢所長は「事態は収束の方向に向かっている。さらなる原因究明や情報開示をしていきたい。風評被害で困られた点については大変申し訳ない」と話した。

◆妥当な調査結果  保富康宏・医薬基盤研究所霊長類医科学研究センター長兼三重大教授(免疫学)の話 妥当な調査結果だと思う。人での発症例は世界中で報告がなく、安全だろう。カニクイザルからニホンザルへの感染予測は難しい。今後は全頭調査を踏まえ、完全に隔離飼育した上で免疫系などの研究を進め、新知見として役立ててほしい。

 【ニホンザル大量死】 2001~02年に6匹、08年3月~10年9月の間に44匹(安楽死も含む)が病死。発症したニホンザルは鼻や口から出血し、血小板が激減、高い確率で死んでいた。霊長研や国立感染症研究所など五つの機関が、今年7月ごろから原因究明のための調査を開始した。