<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10474048293.html">恐竜絶滅は小惑星激突が原因で決着か</a>
6500万年前の恐竜絶滅、原因はやはり小惑星激突だった、と日本の松井孝典氏を含むチームが論文を発表しました。
AFPの記事では名前が出ていませんが、朝日新聞では名前が出てましたね。 朝日の方が図解なども豊富でかなりわかりやすいです 恐竜絶滅、原因は小惑星 国際チーム結論、論争に決着か http://www.asahi.com/science/update/0305/TKY201003040492.html
松井先生はユカタン半島で小惑星激突の調査を現地で行うなどされてきた方です。
「人類滅亡大全」でも書籍を参考にさせていただきました!
特にこの本では衝突時のすさまじさが再現されていて素晴らしい内容でした!
カタストロフの快感も「人類滅亡大全」のテーマでしたが、大変、参考になりました。
これまでは、大噴火などが原因とも言われてきたのですが、KT境界から検出されるイリジウムから小惑星激突説が言われてきて、強く支持されていました。 ちなみに、最近見たNHK教育の高校講座・地学でも小惑星激突説となってました。 激突した小惑星の大きさは直径15キロほど。毎秒20キロの速度で当時は海だったユカタン半島に衝突。大爆発が起こります。 衝突時のエネルギーは広島型原爆の10億倍。衝撃波と熱線が走り、マグニチュード11以上の地震と、高さ300メートルの津波が起きたとみられるそうです。 なんだろう、マグニチュード11って。。。 そして高さ300mの津波。これは場所によって500mを超えたりしたのではないでしょうか? この規模なら地球を何周もしたはずです。 先日の大津波警報どころではありません。 1千億~5千億トンの硫酸塩やすすが大気中に放出されて太陽光を遮り、酸性雨や寒冷化を引き起こして 地球上の動植物は死滅していったのです。
どれをとっても凄まじいスケールです。
しかし、驚くべきはこの災厄を生き延びて恐竜がはびこっていた繁栄にとってかわった哺乳類です。
つまり、我々の祖先。
過去の地球では、このような大絶滅が起こると、そこに別の種がとってかわって隙間を埋めてきました。
それも、多様性の持つ意味のひとつです。
いってみれば、多様性とは、隙を見て主役を奪うためのキャスティングなのです。
今後は、大絶滅の後で生物や環境がどう回復していったのかについても研究が進むことでしょう。