<a href="http://ameblo.jp/endof/entry-10273259791.html">「現代は大量絶滅時代」 環境省が初の生物多様性白書</a>
2日に環境省が2009年版「環境・循環型社会・生物多様性白書」(環境白書)を発表しました。
白書では現在を熱帯雨林の伐採や地球温暖化などの影響で、地球上の生物約160万種の多様性が急速に失われつつある「大量絶滅時代」と位置づけています。
ごくごく温和な自然環境で、これまでの激変や人間には厳しい環境が多かった地球にしては過ごしやすいと思っていましたが、人類のせいもあり、様々な生物がけっこうな勢いで滅んでいるのです。
それが、人類のせいだけではなく、種として勢いを無くして行き詰まり、滅んでいくものもあるでしょう。
現代の人間にとってはすごしやすい気候がベストではない、という古来からの生物もいるはず。
そんな中で、人間もまた、絶滅を危惧される対象のひとつです。
ところで、この白書のニュース。新聞によって取り上げ方が異なっていました。大量絶滅時代にスポットを当てて取り上げたのは、讀賣新聞。
「グリーンニューディール」政策などで温暖化解消に役立つ試算面を中心に取り上げた新聞が大部分でした。
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060201000147.html
日経は日経らしく、政策が地域活性化にもつながること、経済効果などを取り上げていました。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090602AT2G0101B02062009.html
環境ビジネスはITに並んでうさんくさい人があつまりそうなジャンルとなりつつありますが、
ビジネスが活発になるほど地球に優しくないのでは・・・
と、つっこみたくなりますね。
どうせ作るのであれば、優しいモノを、といことなのでしょうが、必死にビジネスをする、という価値観そのものをなんとか変えていかない限りは地球への負担はあまり変わらない気がします。
だから、そんなことに嫌気がさしている人々はアセンションを望むのでしょうか。
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来年10月に名古屋市で開かれる生物多様性条約に関する国際会議(COP10)を前に、政府は2日、初の生物多様性白書をまとめた。
熱帯雨林の伐採や地球温暖化などの影響で、地球上の生物約160万種の多様性が急速に失われつつある「大量絶滅時代」と位置づけ、生物種保護への地球規模での取り組みを訴えている。
白書は「私たちのいのちと暮らしを支える生物多様性」。日本でも爬虫(はちゅう)類や両生類の3割強が、絶滅のおそれのある種に分類されていると指摘している。COP10で議長国を務める日本が、絶滅のスピードを食い止めるための世界共通の目標作りに貢献すべきだとした。
COP10では、熱帯雨林の植物などの遺伝子を利用して先進国の企業が医薬品や食品を開発した際、その利益を原産国に公平に配分する国際ルール作りに取り組むことも盛り込んだ。
(2009年6月2日10時46分 読売新聞)